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世界遺産、白川郷の合掌造りに見る、「casa amare」が目指す〝100年経っても美しい家〟

世界遺産にも登録されている白川郷は、数百年の時を刻む合掌造り家屋を中心に、村の暮らしを育む大自然と長い歴史と現代の生活が見事に調和している“生きている世界文化財”として毎年多くの観光客が訪れる場所だ。

今回ここを訪れたのは、「casa amare」のコンセプト〝100年経っても美しい日本の家〟を体感しようと思ったからだ。江戸時代中期にあたる原型ができ、今もなおその伝統が受け継がれている合掌造りの家を見にいってきた。

豪雪地域に適した「切妻屋根」。

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合掌造りの家屋は、「かやぶき」と「切妻屋根」が特徴的で、後の時代に建てられたものはその屋根が急勾配になっている。

「casa amare」でも使用されている「白銀比」が美しい切妻屋根は、2面だけで屋根が構成されるため、ローコストで雨漏りなどの心配が少ない屋根形状。屋根の上に雪が積もりにくいため、雪の重量による倒壊の危険が小さいという利点も併せ持ち、白川郷のような山間の豪雪地域にはとても適している。

美しいシルエットだけでなく実用的な屋根裏の空間。

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「かやぶき」で出来た「切妻屋根」の傾斜は、豪雪による雪下ろしの作業軽減や多雨地帯でもあることによる水はけを考慮したものと考えられている。

現在見られる合掌造りにも切妻屋根のもの、入母屋屋根のものがある。

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残存している切妻屋根の家屋については、その方が屋根裏の作業スペースが多く取れるからと指摘されている。「casa amare」の二階部分といったところだろうか。

また、屋根の勾配を急にしたことは、屋根裏に二層もしくは三層の空間を確保することにつながり、豪雪への対策以外に養蚕業にとっても都合が良いものであった。

100年前から有り続ける白川郷の「大和美」。

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シルエットの美しさだけでなく、実用的な工夫がなされた「切妻屋根」。合掌造りの家は屋根以外も、生活に密着した造りとなっていた。日本の古き良き農村を垣間見み、川や山の風景と調和した合掌造りの家は、懐かしい日本の歴史を間近で感じる事ができた。

これからの季節は雪見化粧が幻想的な風景を見えせてくれる。きっとそれは100年前から変わらずそこにありつずける「大和美」ではないだろうか。

「casa amare」が目指す美しさもまた、そんな日本人の心に有り続ける美しさを目指した家だと感じた。

casa amare

日本の伝統美を手本にした

「受け継がれる家」