casa

casa amareに住む100年。「星を眺めながら眠りにつく家」に住む家族の話。

三×六間(五・四六×10.92m)は、どんな家族構成でも過ごしやすいと言われる標準的な家の大きさ。

立てる場所を選ばず、そこで暮らす人数や住まい方の変化に対応しやすいので、その時代、時代に応じた豊かな生活設計が可能だ。

この「三×六間」の広さを使い、30代半ばにして「casa amare」を建てたのNさんの物語を紹介したい。

 

フリースペースで深まる家族の絆。

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Nさん家は「三×六間」という、家を建てるのに最も小さいサイズである広さの、ひとまわり広いスペースに家を建てた。決して〝大きいお家〟ではないものの、二階には家族三人が川の字で寝れる広めの寝室と、奥さんの家事スペースや子供の遊び場ともなるフリースペースがある。二階の窓は天窓となるため、屋根裏部屋のような風情を持つ。

「子供たちを寝かしつけていたのに、気がつけば自分も一緒に眠っていました。子供の様子を見にきたのであろう妻も、隣で眠っていました。小さな寝息が二つ、互い違いに聞こえてくる。」
こうして、我が家の夜は早々に幕を閉じるのだと穏やかな表情で話すNさん。

実は家族で川の字になって寝ることを想定して、二階の間取りを考えて家を建てたのだそう。
寝室につながるフリースペースでは子供を寝かしつけたあと、子供の気配を感じながら家事ができる仕様にし、昼間はそのフリースペースが子供の遊び場となる。
オーディオを置いているので、自分の趣味スペースとも兼用し、とにかく何かと重宝するスペースだと語るNさん。

 

リラクゼーション効果アリ?木の香りで癒される「家」

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建ててまだ間もないからなのか、Nさんお宅は、家中を木の香りが満たしている。
木の香りは深い眠りを誘うと何かで聞いたことがあるけど、そのせいなのか、Nさんの家族は睡眠が深く以前の住まいよりもぐっすり眠れるという。

深い睡眠もそうだが、この家は木のぬくもりが家全体を包み込み、なんだか穏やかな気持ちになる。
Nさんも「仕事で疲れているはずなのに、家に帰ってきて、この木の香りに触れると、不思議と安息感に包まれ、それまでのイライラや疲れがうそのように静まるんです。」と語る。Nさんの奥さんも「食材でも雑貨でもそうですが、子供達のことを考えると自然素材で身体に優しいもの使いたいなと思います。だから、木のぬくもりがあるこの家は、なんだか安心感があり、子育てをする環境としてよいのかな?と思います。」と語る。

天然の「木」という建材を生かしたこの家は、家全体にリラクゼーション効果があるのかもしれない。

 

ノスタルジックな時間へと誘う、天窓のある空間。

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Nさん宅には「天窓」が付いている。
「ときどき天窓の向こうに見える星空が目に入り、見入ってしまうことがあります。窓枠が幾千の星を切り取って書き出す夜もあれば、雲の間から星一粒が顔を覗かせ、銀色の雫が一滴だけ部屋にしたたるような夜あり、なんともロマンティックな空間ですよ。」と、少し照れながらNさんは言う。

「静かな夜な夜に星を眺めていると、少し目が覚えてしまう時があるんです。そんな時は、そーっと、隣のフリースペースにあるアンプに電源を入れ、レコードに針を落としながら、ボリュームのつまみをぎりぎりまで絞って音楽を聴きます。なんだか凄くノスタルジックな気持ちになるんです。」

奥さんと、お子さんのふたつの寝息も聴きながら、二人を起こさないよう、そっとベットに潜り込見ながら、アコースティックギターの曲を聴くのが密かな楽しみだという。

 

casa amareは、機能性だけの家ではなく心の充足も満たしてくれる家なのではないかと思う。
その証拠に、Nさんの顔は満足感で満たされた表情だった。

100年愛される家は、目には見えない人の心までもを満たす家なのかもしれない。

casa amare

日本の伝統美を手本にした

「受け継がれる家」