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縁側が憩いの場を作り出す!casa bassoが家族のつながりを育む。

「子どもが巣立った後は、2階は使わなくなる」「平屋のほうが、家族の気配をいつも感じながら過ごせる」と人生の先輩たちから聞いていたため、「家を建てるなら平屋」と決めていたという牧野さん夫婦。

2人が選んだcasa bassoは、深い軒と家の端から端までの長い縁側が特徴的な究極の平屋。昔懐かしい日本家屋の趣きを持ちつつ、計算しつくされたデザイン性の高さは、斬新でもある。この家には、どんな暮らしがあるのか。訪ねてみた。

 

長い縁側で、子ども達は駆け回る

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5歳の秀星くんと、3歳の祐月ちゃんという2人の子どもがいる賑やかな牧野家。この家が大好きだという子ども達の一番のお気に入りは、サッシの外に長く続く縁側。今風に言えばウッドデッキ、かもしれないが、この家では「縁側」と呼んだほうがしっくりくる。

まだ小さな子ども達にとっては、この縁側を端から端まで走るのはけっこうな運動になるようで、2人は息を切らせながら、駆け回っていた。

 

ご主人はギターを、奥さまはおしゃべりを。それぞれの楽しみ方がある

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縁側がお気に入りなのは、なにも子ども達だけではない。奥さまの祐名さんは「休みの日は、ここに座って外を眺めてのんびりしたいです。友だちが訪ねてきてくれたら、ここでおしゃべりするのもいいな。」と言う。ご主人の秀一さんは、「ギターを持ち出して弾きたくなりますね。」と。

casa bassoを手がけた建築家の柳瀬真澄さんの言う「内部でもない、外部でもない中間領域」としての役割を、この縁側がしっかり果たしてくれている。こういう場のある家には、人が寄ってきやすい。受け入れる姿勢が家から感じられるからだ。この家に越してきてまだ間もない牧野家だが、いずれ地域のコミュニティーに溶け込んで、多くの人が集まる家になるだろうと想像できる。

 

開放感あふれる広々としたリビング

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玄関とリビングを仕切っている引き戸は、格子戸なので、リビングにいながら玄関に誰か来れば見えるようになっている。

平屋のこの家のセンターに大きく陣取っているリビングダイニングは、面積が広いだけでなく、壁の一面がほぼ掃出し窓になっているため、開放感にあふれ、明るい。この窓の外があの縁側なのだから、いわばこのリビングは家族だけでなく、外に向けても常に開かれているようなものだ。

 

アイランドキッチンで、料理しているときも家族といっしょ

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リビングの一角にあるのはアイランドキッチン。一見、カウンターキッチンにも見えるが、キッチンの両側を人が通れるようになっていて、リビングと完全に一体化している。

まだ小さい子ども達をリビングで遊ばせながら、キッチンに立つ時間も、このアイランドキッチンなら子どもにも目が届くし、子ども達もごく自然にキッチンに入ってきてお手伝いもするようになるだろう。

お友だちを招いてのホームパーティーなどでも、ホスト役がキッチンにこもりきりになるのではなく、ゲストもいっしょにキッチンで腕をふるったり、かたづけも手伝ったりできる。ここにも、この家を「人の集まる家」にする仕掛けがある。

 

キッチンから気持ちのいい景色が見える

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アイランドキッチンに立つと、手前には家族がいっしょに食事をとるダイニングテーブルが見え、その奥には、大きな掃出し窓を通して外の景色が見える。従来のキッチンはどうしても部屋の中で奥まった場所に押し込められることが多く、キッチンに立つと壁しか見えないことも多かった。しかし、ここから見える景色はまったく違う。

家族の笑顔も、外の景色もキッチンに立ちながら見ることができるのだ。

 

リビングに隣接した寝室はウォークインクローゼット付ですっきり

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リビングの隣の寝室は、広々として落ち着いた雰囲気だ。たっぷり収納できるウォークインクローゼットも設えられているので、部屋の中に物を増やさずにすむ。

 

運動場のように広々とした子ども部屋には、光があふれる

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リビングを真ん中にして、ご夫婦の寝室とは反対側には、広々とした子ども部屋がある。部屋の3方が窓になっているこの部屋は、とにかく明るい。今はまだ子ども達が小さく、物も少ないうえ、仕切りをせずにひと部屋として使っているので、広さも十分。

縁側だけでなく、この部屋でも子ども達は駆け回り、のびのびと遊んでいる。

子ども達が大きくなったら、2部屋に仕切ることも想定して、リビングからの出入り口は2か所につけてある。シンプルな間取りだからこそ、必要に応じて形を変えることができるのだ。

 

屋根の形を生かした天井の高さで、開放感を増す

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ただでさえ広々としている牧野家だが、この家をより開放的に感じさせるのが、天井の高さだ。切妻屋根を生かし、斜めになった高い天井は、ちょっとしたホールのようでもある。

 

まだこの家に越してきて1年にならない牧野さんは、まだ夏を経験していない。それでも、casa bassoの特徴である深い軒の効果をすでに感じているという。

「雨の日は、軒先から雨水がしたたり落ちるんですが、その眺めもなかなかいいんですよ。冬は太陽の位置が低いので、これだけ軒が深くても、うまく光が射し込んでくれますし、夏になれば、この軒が陽射しを上手に遮ってくれるんじゃないかと思います。」

この家のあちこちに込められた、快適な暮らしへの思いを、牧野さんはしっかりと感じ取っている。

ここは、家族が心地よく過ごすことができる家だ。だからこそ、おそらくこれからはたくさんの仲間を引き寄せる家になっていくだろう。

#casa 編集部

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「暮らしとデザイン」をテーマにしたWEBマガジン「#casa」(ハッシュ・カーサ)。

casa basso

いつまでも長く住み継がれる家。

現代の住宅の寿命は30年以上と長く、その年月の中で

まわりの環境や家族構成、生活スタイルも少しずつ変化します。