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四角い白い箱の中は心地いい一体感。福岡市郊外に建つcasa cubeを訪ねる

スタイリッシュなイメージのある白い家「casa cube」は、赤ちゃんのいる暮らしには不似合いのような気もする。しかし、シンプルなcasa cubeだからこその子育て空間を作り出すことができる事例を、福岡市の川部さんのお宅で見せてもらった。

 

おしゃれとは言い難いプレイマットも、ツートンカラーで部屋のアクセントに

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まだ0歳児の心平くんは、はいはいで動きまわったり、つかまり立ちしたり。よちよち歩くようにもなってきて、とにかく目が離せない。部屋の中でも、危険はいっぱい! な時期なのだ。そんな心平くんがほとんどの時間を過ごすリビングには、子育て中ファミリーの必需品・プレイマットが敷いてある。普通に考えれば、これを敷いてしまうと、生活感丸出しになり、どうしても部屋はチープな印象になってしまう。しかし、川部家では、パステル調の黄色とブルーという2色をうまく組み合わせて、部屋のイメージを崩さずに、心平くんが安全に遊べるスペースを確保している。

 

どこにいてもママの目が届くワンフロアが子育てには最適!

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1階には仕切りのないワンフロアになっているcasa cubeは、キッチンに立っているママから、ダイニングもリビングもすべて目が届く。心平くんを遊ばせながら、ママはキッチンで料理をしたり、洗い物をしたりできるので、家事がたまってしまうストレスもない。キッチンスペースに心平くんが入ってこれないように、ゲージも取り付けられているのがいかにも「子育て中の家」という感じだが、白いゲージは部屋にすんなり溶け込んでいる。

 

動線のいい水回りも子育てファミリーには嬉しい!

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バスルームが、キッチンのすぐ脇にあるので、1日に何回も洗濯機を回すママにはとても助かっている。バスルームも、リビングからはゲージで仕切られているので、心平くんが勝手に入っていくことはできず、安心だ。

 

スリット窓の両脇のファブリックで部屋にあたたかい風合いをプラス

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白で統一された内装は、おしゃれ感はあるが、無機質で冷たい感じにも見えてしまいがち。川部家では、赤ちゃんのいる家庭らしく、壁面のディスプレイであたたかみを演出している。壁面にレイアウトされたファブリックボードを変えれば、季節感も出せるし、子どもの成長に合わせることもできる。

 

玄関にも、雑貨でPOPさを演出。

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すっきりした玄関は、casa cubeの魅力のひとつだが、川部家では、シューズボックスの上にお気に入りの雑貨を飾ったり、壁面にPOPなディスプレイをしている。「子どもが大きくなったら、お友だちがわいわい遊びに来てくれるような家になるといいな」というママの思いが、この賑やかな玄関から伝わってくる。

 

絵本から飛び出してきたようなファブリックで壁面をファンシーに

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広々とした白い壁面は、ある意味、自由に世界を描けるキャンバスとも言える。壁面にディスプレイされた絵本のような図柄のファブリックは、「小さな子どものいるファミリー」ならではの、夢のある楽しい空間を演出している。

 

窓のない四角い家は、断熱性能抜群!

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広々としたワンフロア、吹き抜けの高い天井は、一体感、開放感にはあふれているが、空調が効きにくいのではないかという不安がつきもの。しかし、「(一見)窓のない家」casa cubeは、断熱性に優れているので、暖房も冷房も効きやすいのだと言う。「誰かが部屋を出ていって、ドアを開けっぱなしにしていると寒い。ちゃんと閉めてー、という感覚ってあるじゃないですか。この家に住むようになってから、そういう感覚、忘れてました。」というママ。それくらい寒さを感じることなく冬も過ごせたのだそうだ。「窓のない壁だらけの家」はだてじゃない。暑さ、寒さから家族をしっかり守ってくれるのだ。

 

無駄のないシンプルな間取り、内装のcasa cubeは、住む人の変化に伴って姿を変えていくことのできる家、とも言える。まだ1歳にもならない心平くんが家族の中心にいる川部家は、今、この白いキャンバスをファミリーらしいあたたかな色に彩っているが、5年先、10年先にはまた違った色合いになっているだろう。

#casa 編集部

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「暮らしとデザイン」をテーマにしたWEBマガジン「#casa」(ハッシュ・カーサ)。

casa cube

いつまでも誰にとっても美しい、

シンプルな四角い家